今年も藤が咲きました。

当宮の藤は房が短いので、葉が茂りだすと花が見えずらくなります。

今はまだ葉が出始めですので、鮮やかな藤色の藤棚です。

因みにタイトルにある「マンセル値」とは、色を表す記号のひとつで、「10PB 6.5/6.5」は藤色を示します。

早くも桜の季節は終盤。

境内のそこかしこで花びらが舞っております。

桜が終わりを迎えつつある中、花蘇芳の蕾が膨らみ、気の早い一部の山吹は既に花をつけております。

藤棚の藤ももうすぐ花開きそうです。

授与所横の山桜、昨日の風ですっかり散ってしまいました。

昨日、手水鉢の設置と周囲の整備工事が終了致しました。

今まで雑然としていた渡廊下付近が見違える景色となりました。

今の処、新設の手水はお正月の特別祈祷期間と祭典時のみ使用する予定です。

手水鉢には前面に「御宝前」、側面に「寶暦八歳戊寅季冬」と刻まれております。

宝暦８年は、江戸時代中期で西暦1758年にあたり、時の天皇は第116代桃園天皇様、将軍は第９代徳川家重。

今から２５０年以上前に作られ、奉納された手水鉢・・・。

何とも歴史の重みを感じます。