100回
- 2015/07/30
先日、当神社でのお百度の踏み方をお尋ねの方がおいででした。
もともと「お百度参り」は同一の社寺に百日間毎日お参りして祈願を重ねたようですが、百日欠かさず参拝することはなかなかに困難ですので、いつしか一日に100回参りするという方法に変化してきたようです。
当神社でも以前は多くの方がお百度を踏まれていたようで、回数を数えるための竹串が残されております。
現在でも夜間などに、極々稀にお百度を踏んで御祈願されている方をお見受けします。
お気づきの方もおいでかと存じますが、本殿を囲む柵は、丁度人の腕の高さあたりが擦れて若干くぼんでおります。
拝殿でお参りをし、本殿に触れながら周囲を回り、また拝殿で参拝する。
それを100回繰り返してお百度を踏まれたようです。
なお他の方法としては、拝殿でお参りをし、鳥居まで戻り、改めて拝殿で参拝するという踏み方もあります。
人々の願い、思いの深さを物語る祈願方法です。