弥生つごもり
- 2014/03/31
2014年03月の記事は以下のとおりです。
朝夕に 花待つころは思ひ寝の
夢のうちにぞ咲きはじめける
『千載和歌集』に収められている崇徳天皇様の御歌です。
今年も待ちわびているうちに、「縁切り縁結び碑」横の枝垂桜が咲きました。
だいぶ老木ですが、力強く花をつけております。
今日は「春分の日」。
宮中三殿の一つ皇霊殿におきましては「春季皇霊祭」が、各神社では「春季皇霊祭遥拝式」や「春季祖霊社祭」などが斎行されます。
「宮中三殿」とは、皇居内の賢所(かしこどころ・けんしょ)・皇霊殿(こうれいでん)・神殿(しんでん)の総称で、皇霊殿には歴代天皇様をはじめ皇族方の御霊が祀られております。
仏教においても「彼岸会」が執り行われ、神道仏教ともに本日はご先祖様を敬い崇めお祀りをする日です。
因みに、昼と夜の長さがほぼ同じになるといわれておりますが、実際には昼の方が若干長いそうです。
写真は、金比羅会館の庭の紅梅です。
もうすぐ開花。
可愛らしい蕾も、先祖さんの御霊をお慰めしていることと存じます。