雨が全く降らない日が続いたかと思うと、昨日来雷雨に見舞われております。

ここの所、「縁切り縁結び碑」の御札がずれ落ちてきておりましたが、昨夜未明とうとう全体的に崩れました。

昨日の激しい雨により、雨を含んで御札自体の重さに耐えられなくなったものと存じます。

今朝から宮司以下職員総出ですべての「形代」をお取りはずし碑本来の姿が現れました。

今日から数日、数年に一度の碑に直接御札を貼ることができる貴重なひと時です。

既に午前中から碑にはお札が貼られはじめてますので、石肌が見えなくなるのも時間の問題です。

ここ数日、京都らしい湿度が高く猛烈に暑い日が続いております。

皆様、体調など崩されておりませんでしょうか。

街中ではあちこちで祇園囃子が聞こえる時期になり、今朝、境内では蝉が鳴きはじめました。

いよいよ夏本番。

当神社の氏子さんに柏屋光貞さんという上菓子屋さんがあります。

柏屋さんには、16日の宵山の日にだけお売りになる「行者餅（ぎょうじゃもち）」という有名なお菓子があります。

当宮のお茶席でも、16日はその「行者餅」を出されるそうですので、年に一度しか口にできないお菓子。

是非、御抹茶とともにお楽しみいただければと存じます。

但し、数に限りがあるとのことですので、かたがたご承知おき下さいませ。　

なお、柏屋さんで「行者餅」をお求めになりたい方は、是非ご予約されることをお勧め致します。

明日は7月7日。

言わずと知れた七夕さんです。

現代では「たなばた」と読みますが、昔は「しちせき」「しっせき」とも言いました。

現在でも有職故実的には「しっせき」と呼び慣わすようです。

当宮の茶室の床も七夕らしくなっております。

ちなみにお茶の先生にお伺いしました処、お菓子も7月に入って初夏らしい「鮎」になったそうです。

「鮎」のお菓子は全国的にあるようですが、京都の鮎は鴨川や桂川の鮎を表現しています。

非常にかわいらしいお菓子です。

ちなみに祇園さんの宵山の日（今月16日）には特別なお菓子をご用意されているとのことですので、後日改めて当ブログでお知らせ致したいと存じます。