すはう?
- 2013/04/09test
先日の春の嵐で境内の桜もほぼ散りました。
残るは社務所前の枝垂桜と、縁切り縁結び碑の後ろの八重桜のみとなりました。
そうこうしている間に次は「花蘇芳」の花が咲き始めております。
「はなすおう」と読みます。
歴史的仮名遣いで書くと「すはう」。
あまり知られていない花ですが、中国原産のマメ科の落葉低木です。
同じマメ科ジャケツイバラ亜科でインド、マレー諸島原産の「蘇芳」で染めた「蘇芳色」の花がさくことから「花蘇芳」と呼ばれます。
「蘇芳色」は黒味を帯びた赤色をしており、束帯や十二単の装束にもよく用いられた色です。
先代宮司が好んでいた花で、境内の各所に植えられております。