水無月
- 2013/06/29test
「水無月(みなづき)」は言わずと知れた6月の別名。
しかし京都ではお菓子の「水無月」を思い起こす人の方が多いのではないでしょうか。
夏越の大祓の明日6月30日、京都では和菓子の「水無月」を食べる慣わしです。
その昔旧暦6月1日は「氷の節句」と称し、宮中では冬に氷室に貯蔵しておいた氷を口にして、病気せず夏を無事に乗り越えることを祈る行事がありました。
庶民はこれに倣って、氷に見立てたお菓子を食べ、病気や夏痩せせず無事に過ごせるように祈りました。
写真は、お茶席で出されております「水無月」と「お薄(おうす=御抹茶の薄茶)」。
「水無月」は、外郎の上に小豆がのっております。
三角形は氷をかたちどり、小豆は邪気を払うといわれております。
最近は抹茶や黒糖味など、いろいろな種類がありますが、やはり白色が基本です。
今日明日は丁度週末ですので金比羅会館内の茶室で、お茶の先生がお茶席を開いていらっしゃいます。
どうぞ御参拝の御縁にお茶席で「水無月」をお召し上がりになり、ご一服下さいませ。